被災者ホームステイプログラム「HOPESTAY」でのサイボウズLive活用事例

被災者ホームステイ「HOPESTAY」
入谷 聡 様
ホームページ:http://hopestay.net
Twitterアカウント: @Hopestay

「HOPESTAY」は、被災者向けの短期間のホームステイプログラムです。「HOPESTAY」プロジェクトを運営する事務局スタッフの入谷さんにお話を伺いました。

2週間で4200件のホームステイ受け入れ先が集まる

— 「HOPESTAY」の取り組みはいつ始まったのでしょうか?
「HOPESTAY」は、震災から間もない3月15日に、被災した人たちの避難生活の厳しさを緩和するための提案として、短期ホームステイの受け入れ協力の呼びかけから始まりました。呼びかけから2週間で4200件以上もの一般家庭がホームステイの受け入れに手を挙げていただき、ホームステイを希望する方とのマッチングが進んでいます。

— 「HOPESTAY」プログラムのしくみは?

現地で配布しているチラシ

ホームステイの受け入れ家庭はサイトで申し込みを受け付け(現在は一旦募集をストップしています)、ホームステイを希望される被災者の方には、実際に現地で案内のチラシを配布し、お電話でお申し込みを受け付けています。被災地からステイ先への移動手段については、被災地とホームステイ受入家庭とをつなぐ定期無料送迎バス「Hopestay号」を週1回運行しています。
このバスは、週末に支援物資とボランティアを乗せて東京を出発し、石巻・南三陸・気仙沼等の被災地を回ってホームステイを希望される方々をピックアップし、首都圏のホームステイ先へとご案内します。

プロジェクトを支えるボランティアスタッフ

— ボランティアの方はどんな活動をされているのでしょうか?

コミュニケーション担当ボランティアはそれぞれ担当地域を持っており、10件程度のホームステイ受け入れ家庭を担当して、詳細な受け入れ条件等を確認します。ホームステイの利用希望があると、条件に合う受け入れ家庭を紹介してマッチングを行うほか、滞在中も受け入れゲストと継続的に連絡を取り、ホームステイ生活をサポートする重要な役割を担っています。また、マッチングの他にも、ボランティアの方々で自主的な取り組みを行っていただいています。

— サイボウズLiveはどのような目的で導入されたのでしょうか?
ボランティアスタッフの情報共有のために導入しました。サイボウズLiveのグループで、新しいホームステイプログラムの提案やディスカッション、バスの運行に関する連絡や調整、チャリティーイベント開催などのやりとりを行っています。

60人のディスカッション。メーリングリストでは限界に

— サイボウズLiveを導入する前はどのように連絡を取り合っていたのでしょうか?

以前は、メーリングリストを使っていました。しかし、企画アイディアについてのディスカッションや現地で活動したメンバーの報告など、流れるメールの量や話題がかなり多くなってきて、だんだんメーリングリストだけでは情報を整理しきれなくなってきました。また、コミュニケーション担当ボランティア同士で交流を深めたい、という意見が出てきたものの、ボランティアメンバーはそれぞれ仕事をもっていて、住まいもばらばら。リアルで集まって会う機会も限られていました。そこで、ボランティアスタッフが気軽にディスカッションできるオンラインの場をつくることを目的に、サイボウズLiveのグループを作ることになりました。

サイボウズLiveがメンバーの自主的な活動を引き出す

— サイボウズLiveをどのように活用していますか?
話すテーマごとに掲示板のトピックをつくり、現地の報告や感想を話しあったり、新企画の提案についてディスカッションをしたりしています。
コミュニケーション担当者全員に向けた重要な情報発信は引き続きメーリングリストを用い、対外的な発信はFacebookも併用しています。サイボウズLiveは、参加意欲の高いボランティアに有志でグループに参加していただき、雑談・交流や自由な議論に使う、という形で使い分けています。

— サイボウズLiveを使ってみて、ボランティアグループに何か変化はありましたか?
メーリングリストだけでコミュニケーションしていた時よりも、アクティブなメンバー間で会話量が増えました。サイボウズLiveの場合、新着情報の通知が来る頻度をコントロールできるので、飛び交うメールを気にせずコメントできるようになり、新しい企画のアイディアが提案しやすい雰囲気になりました。また、情報がまとまって整理されるようになったので、ディスカッションのスピードも速くなったと思います。
面白いのは、グループを活用していく上で、事務局は最初のセットアップをしただけでほとんど運営に関わっておらず、グループをどのように使っていくかは、ボランティアの皆さんが自発的に進めている、というところですね。メンバー同士が自由に発言して、気軽に意見を交換していく過程で、コラボレーションがどんどん生まれてきていると思います。

— ありがとうございました。

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